イラン政府もさすがに焦る

年をまたいで大混乱となってますが、新年早々中東から荒れる話題が出たみたいです。

引用

イラン政権、巻き返し 「反米」で体制引き締めへ 反政府デモ鎮圧に部隊派遣

【カイロ=佐藤貴生】イラン全土に拡大した反政府デモについて、英BBCテレビ(電子版)などは3日も西部ハマダンなどで行われたもようだと伝えた。国内に大きな影響力を持つ革命防衛隊の司令官は、デモが多発している地方に部隊を派遣したとし、「扇動」は失敗に終わったと述べた。デモの発生から4日で1週間。改革派からも米国やデモ隊に批判的な意見が出ており、政権側は「反米」を旗印に体制の引き締めを図る方針とみられる。

                  ◇

 3日のハマダンのデモでは、数百人がイスラム教シーア派最高指導者ハメネイ師について、「神のように振る舞っている」などと批判した。カスピ海に近い北部ノウシャハルでもデモが起きたもようだ。

 一方、政権側も巻き返しに本腰を入れ始めた。革命防衛隊のジャファリ司令官はデモで犠牲者が多く出たハマダンや中部イスファハン、西部ロレスタンの3地方に兵力を送ったとし、「敵」の狙いは失敗したと述べた。ハメネイ師が米国やイスラエル、サウジアラビアなどを念頭に批判したのと同じ論理だ。

 3日には反政府デモに対抗して政権支持派のデモが複数の都市で行われ、数千人が参加した。当局は反政府デモを扇動したと認定すれば、死刑適用の可能性もありえると示唆するなど、鎮静化に向けてさまざまな手を打っている。

 今回の反政府デモをめぐっては、改革派からもデモ隊に対して冷ややかな見方が出ている。1997年から2005年まで大統領を務めた改革派の重鎮ハタミ師も、「日和見主義者らがデモにより問題を作り出そうとしている」との見方を示した。

 イランの政界や聖職者には、保守強硬派だけでなく穏健派や改革派も存在するが、1979年のイスラム革命により成立した体制を堅持する-という点では一致しているとされる。

 トランプ米大統領がしばしばデモを鼓舞する発言をしているが、2015年の核合意の破棄をちらつかせるなどイランを批判しており、民衆の間でも反感が強いとされる。政権が「反米」の名の下に、デモの幕引きを図る可能性が出てきた。

 最終更新:1/5(金) 7:55 「産経新聞」より
昨年大晦日から大規模な反政府デモや集会が頻発しているイラン、イランにおけるデモといえば反米・反イスラエルが大半だったけど、今回はイラン政府及び最高指導者アリー・ハメネイ師にまで非難の矛先を向けているみたいです。
なぜこうなったかと言うと、一昨年欧米と結んだ核合意で制裁が解除されたと思いきや実はそうでなかったことで、物価高など一般市民の生活が厳しくなったことから「我々の生活を考えてない!!」「政府やハネメイ師は我々のことを考えるべきだ!!」って不満が拡大してイラン全土で大規模なデモや集会につながっていると取れます。

大概のイラン国民にすれば、欧米からの制裁解除を期待したのにそれが見事に裏切られてガッカリしてその反動で怒りが爆発したと思うけど、悪いのはアメリカじゃない。変に意地を張る政府と宗教指導者こそ悪いってことに気づいたんでしょうか?

このデモで大勢の市民が逮捕されたけど、反政府デモを煽ったという理由で重罪に処せられそうです。
非難の矛先を向けられたハメネイ師だが「このデモはアメリカが煽っている」とお決まりの「反米」を利用しそうだが、守りたいのはイスラム革命体制なんでしょう。
保守強硬派も穏健派もイスラム革命体制だけは維持するというけど、反米を保持したいのは強硬派勢力だから、穏健派のハッサン・ロウハニ大統領にとっては板挟みでしかない。改革派からもこのデモとアメリカに対して批判的な考えもあるし。アメリカもアメリカでこのデモを賞賛する意見が出てるが、自分たちに批判的な革命政権が倒れて親米的な政権ができれば都合がいいからだろうか。

今まではアメリカと仲良くしようと訴えていたロウハニ大統領、ここに来て突然方向を転換して反米に回ってしまうのだろうか? 核合意を巡る認識と国内問題で頭を抱えるイラン政府、焦りの色が出てきたような・・・? この騒動に便乗してマフムード・アフマディネジャド前大統領がしゃしゃり出てこなければいいけど・・・。

theme : 国際政治
genre : 政治・経済

パレスチナ問題、また再燃?

アメリカのこの決定を、中東諸国が怒らないわけがありません。

引用

中東諸国、非難相次ぐ=「一方的で無効」「挑発的」―パレスチナ

【カイロ時事】イスラム教徒が多数の中東各国は6日、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたと発表したことを受けて「決定を拒否する」と相次ぎ非難した。
 
 ヨルダンは「新たな現実を押し付けようとするすべての一方的な動きは無効だ」と批判。パレスチナ問題を重視するエジプトも外務省声明で、中東和平交渉への悪影響に懸念を示した。イスラエルとの断交も辞さないと強硬なトルコは「否定的な結果になりかねない欠陥だらけの決定の再考を求める」(外務省)と訴えた。

 イスラエルの生存権を認めないイランは、「中東の安定が混乱する理由は、米国がシオニスト(イスラエル)を偏向的に支持し、エルサレムを首都とするパレスチナ独立国家を認めないからだ」(外務省)と指摘、「挑発的で愚かな決定」と酷評した。イスラエルと敵対するシリアも「エルサレムの将来は一国の大統領が決められず、その歴史とパレスチナの大義が決める」(大統領府)と反発した。

 レバノン、カタール、チュニジア、モロッコなども非難を表明。一方、サウジアラビアの国営通信はトランプ氏の演説後、サルマン国王とトルコのエルドアン大統領が電話で今後の対応を協議したと伝えた。

 最終更新:12/7(木) 7:39 「時事ドットコム」より
「エルサレムに大使館を移転する」と爆弾発言を行ったアメリカのドナルド・トランプ大統領、これは現在国連管理下にありどこの首都とも見なしていないエルサレムをイスラエルの首都とすることを認める言動だが、これに激怒しているのが中東諸国、エルサレムは我々の聖地だと言ってはばからないイスラム教徒だけに、今回の言動は断じて容認できないレベルでしょう。

アメリカ・トランプ政権の今回の発言に対し中東諸国は一斉に非難声明を出し、今回の発言は一方的で無効だとか我々にケンカを売る行為だとかシオニストの肩を持ったとか怒り心頭で、アメリカに対する怒りを露わにしたといえます。
アメリカ国旗やトランプ大統領の写真を燃やす人もいたように。

アメリカのこの言動はアラブどころか全イスラム教徒を敵に回しかねない上に、対テロ対策に悪影響も出かねない懸念もありますが、とりわけパレスチナ、この発言で一斉にアメリカとイスラエルに対する反発を招いて再びインティファーダが起こる懸念もあります。マフムード・アッバス議長以下パレスチナ自治政府は怒ってるがもっと怒ってるのはハマス。
パレスチナを守れ! シオニストとアメリカからエルサレムを取り戻せ! って中東諸国が一斉蜂起しそうだが、サウジアラビアとイランの対立がそうであるように一枚岩でない為足並みは揃わないでしょう・・・。

再びパレスチナ問題が蒸し返しそうな事態になったが、トランプ政権は中東に混沌をさらにもたらすことになったのは間違いない。イギリスもこれに懸念してますが、イギリスに懸念する資格はあるのか!? 中東問題の元凶なのに。

theme : 中東問題
genre : 政治・経済

クルドの悲願は叶うのか

国家なき民族の象徴にも、やっと自分たちの国が出来ることとなるんでしょうか。

引用

<クルド>「独立賛成派が勝利」自治政府議長が宣言

【アルビル(イラク北部)篠田航一】イラク北部のクルド自治政府が25日に実施した独立の賛否を問う住民投票で、自治政府トップのバルザニ議長は26日夜、テレビ演説で「独立賛成派が勝利した。私たちは新たなステージに進んだ」と述べ、勝利宣言をした。公式な開票結果は出ていないが、地元メディアが報じる中間集計では約9割が賛成票を投じているとされ、独立国家樹立に向けた「民意」が内外に示された格好だ。

 一方、クルド独立に関する住民投票の規定が憲法にないことを理由に、イラク中央政府は投票を「違憲」として認めていない。中央政府のアバディ首相は26日、クルド自治区内にある空港の管理権を29日までに中央政府側に引き渡すよう要求。従わない場合、国際線の発着を禁止すると表明した。自治区の中心都市アルビルでは欧州や中東諸国との国際線が運航されているが、既に一部の航空機は往来を停止している。

 アバディ首相はさらに、自治区内の全ての原油収入や、国境検問所の管理権も中央政府に移譲するよう要請した。中央政府は自治区との境界への治安部隊派遣を決めるなど、緊張が高まっている。

 これに対しバルザニ議長は「圧力ではなく、良き二つの隣国同士になるために対話を始めるべきだ」と述べ、中央政府側に交渉を開始するよう求めた。

 最終更新:9/27(水) 10:06 「毎日新聞」より
イラクやイラン、トルコなどにまたがって存在する民族・クルド人自分たちの国がなくそれらの国で抑圧され続けるなど不幸な歴史を持ち、国家なき民族として有名ですが、そのクルド人にとって自分たちの国を持つことは永年の悲願だけど、その願いが叶う第一歩がイラクにてあったみたいです。

25日にイラク北部でクルド自治政府が、イラクからの分離独立についての是非を問う住民投票を実施して、自治政府のマスード・バルザニ議長「独立賛成派が勝利した。私たちは新たなステージに進んだ」とテレビ演説で勝利宣言をしたけど、イラク政府にしてみれば混乱に拍車が掛かるだけに、憲法に住民投票の規定がないことを根拠にこの住民投票を認めない姿勢を取ってますが、クルド自治政府とイラク政府の溝が高まる懸念も出たみたいです。
ハイダル・アル=アバディ首相は自治政府側に対し、自治区にあるアルビルの空港の管理権を中央政府に引き渡せと言ってますが、勝手に独立など認めない!! イラクは一つ!! って強硬な態度に出ています。

アバディ首相の強硬な態度に対し、バルザニ議長は「圧力ではなく、良き二つの隣国同士になるために対話を始めるべきだ」と中央政府に対して対話による解決を求めたけど、穏便に行くとは到底思えないけどねェ・・・。アラブの春を見ても分かるでしょうよ。

今回の動きはクルド人を抱えるトルコやイランにとっても心外だが、イラクのことだから、中央政府とクルド自治政府の対立が足並みを乱し、IS(イスラム国)につけ入る隙を与えかねない懸念もあります。
石油の利権、宗派の違い、隣国であるイランやトルコに与える影響、IS掃討に与える影響、懸念はたくさんあるが、100年前にイギリスとフランスによる三枚舌外交のせいで散り散りになって抑圧されてきた不幸な歴史があるクルド人、そのクルド人にとって自分たちの国を持つと言う悲願はホントに叶うのだろうか・・・。

クルド問題についてもう一つ挙げるとしたら、イギリスとフランスの好き勝手もそうだが、中東地域は元々遊牧社会で国家という概念が希薄だったから、この問題につながったのではないかと思うね。

theme : ナショナリズム
genre : 政治・経済

忘れた頃にイラクでまたテロ

北朝鮮のミサイル発射も問題だが、それに匹敵する事態が時同じくしてここで起こりました・・・。

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イラクテロ60人死亡、「イスラム国」犯行声明

【アルビル(イラク北部)=本間圭一】ロイター通信によると、イラク南部ナシリヤ近郊のレストランや検問所で14日、爆弾テロがあり、イラン人を含め、少なくとも60人が死亡、80人以上が負傷した。

 死者が74人との情報もある。レストランでは、犯人1人が自爆し、他の犯人が客に向けて発砲したという。イスラム過激派組織「イスラム国」が系列メディアを通じて犯行声明を出し、イスラム教シーア派を狙ったことを明らかにした。

 イラク南部にはシーア派が多く、敵対するスンニ派の「イスラム国」の攻撃対象となっている。

 2017年09月15日 12時47分 読売新聞
イラクにおいて勢力が低下しつつあるIS(イスラム国)、そのISがイラク南部のナシリヤでレストランと検問所で爆弾テロを同時に起こし、60人が死亡、80人以上が負傷する大惨事となったけど、イラク軍が懸命にIS掃討に躍起になっている中でISによるテロ、明らかに悪あがきを通り越してるとしか言い様がないです。

現場となったイラク南部はイスラム教シーア派が多く、スンニ派のISにとっては敵対というか攻撃対象な為か、シーア派を狙ったテロでしかないが、ISにとってシーア派はイスラム教徒ではないって理屈か?

スンニ派とシーア派、クルドが乱立するイラクのこと、地域によってはISの標的になっておかしくない場所もあるが、イランとの国境に近い西部や南部はISにとってテロを起こすのには格好の場所なんでしょう。シリアのように武装勢力が乱立して内戦状態のイラク、相変わらず混沌しかないが、世界の目が北朝鮮に向いている隙にイラクやシリアでドンパチを起こすIS、もう滅茶苦茶です。
イラク政府や軍はこの状況をどう収拾するのだろうか? 余計「フセイン政権のほうがよかった」なんて言われたらなんとも皮肉でしかない。

theme : テロ
genre : ニュース

モスルをやっとISから解放したけど

3年もIS(イスラム国)によって乗っ取られた場所を取り返したイラク軍ですが、その後の課題を考えたら・・・!?

引用

シーア派への恨み・貧困…ISが受け皿 尽きぬ不満、遠い戦後処理

 イラク北部モスルが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)から解放され、イラクでのISとの戦いは残党掃討を含む「戦後処理期」に入った。ただ、社会に不満を抱く層を過激思想やテロへ向かわせる芽は消えておらず、イラク政府や国際社会は、軍事作戦以上に困難な民心安定という課題と向き合うことになる。

 記者(大内)は2015年、イラクのクルド自治政府に捕らわれた複数のIS戦闘員に、長時間のインタビューをしたことがある。

 旧フセイン政権で警官だったというスンニ派アラブ人の男は、03年のイラク戦争後に生まれたシーア派政権下で失職し、外国人やシーア派への恨みを募らせた。別の男は、貧しさに嫌気がさし、親族の誘いに乗って戦闘を志願した。

 むろん、彼らにISが主張するシーア派や西洋世界へのジハード(聖戦)への共感がなかったわけではない。問題は、過激思想がさまざまな社会不満や不遇感の受け皿となっていることだ。

 ISは、国際テロ組織アルカーイダ系勢力に、スンニ派主導だったフセイン政権の支配政党バース党の残党が合流し勢力を広げた。アラブ社会主義を掲げた同党は元来、世俗色が強く、イデオロギー的にISとは相いれない。なのに、ISが彼らを吸収し得たことは、スンニ派が現政府に抱く敵意の強さを物語る。

 約3年にわたりIS支配下にあったモスルでは、積極的にせよ消極的にせよ、ISに協力してきた住民は多い。戦後処理が、政権側の示唆する通り、戦闘員の家族らへの処罰を含む苛烈なものとなれば、住民らに新たな復讐(ふくしゅう)心が生まれる。

 一方、ネット上にはISが垂れ流してきた残虐映像などのプロパガンダ(政治宣伝)もあふれている。欧米やアジア諸国にとっても人ごとではない。

 かつてアルカーイダが、組織的に衰退してもジハードの「総本山」として影響力を持ったように、ISが現状への破壊衝動を抱く者たちにテロの大義を与える象徴的存在であり続ける可能性は高い。過激思想にどう打ち勝つかという戦いは、終わりが見えない。

 最終更新:7/11(火) 7:55 「産経新聞」より
イラク北部最大の都市・モスルをISから取り返したイラク軍、ISによって弾圧された市民にとっては喜びかも知れないけど、イラク軍にしてみればその残党を倒さねばいけないし、イラク全体で見れば場合によってはまた過激思想に走る者が出てくる懸念もあり、重い課題を突きつけられています。これはイラクに限らず国際社会全体で見ねばいけないことです。

なぜイラクでここまでISが台頭するようになったかと言うと、サダム・フセインによる独裁時代に恩恵を受けたスンニ派が今のシーア派主導の政権と言うよりシーア派そのものに対する恨みつらみからか、スンニ派系勢力であるISに共感してそれを支持する者が増えてこうなった感もするけど、相変わらずスンニ派とシーア派の対立がもたらしたとしか言い様がないです。いつまでも宗派が違うと言う理由ですぐに争いや諍いを起こすその考えは正直まだイスラムは遅れていると言う印象を与えるんじゃないのか?

いい加減宗派が違うってだけで揉めるのは大人気ないを通り越してるし、同じイスラムとして受け入れると言う寛容力を身に付けるべきなんじゃないのか。
あと貧しさから抜け出せない不安が歪んだ方向に行くこともそうだが、貧困はテロや犯罪につながりかねないってことはどの国でも当てはまる。過激思想を根絶しないことには始まらないが、モスル解放は新たな課題に直面することにもなりそうです。

theme : 国際問題
genre : 政治・経済

パレスチナ紛争の場を世界遺産にする?

ユネスコパレスチナ問題をややこしくしかねないことをやらかしちゃった感がします。

引用

紛争の聖地、世界遺産に=イスラエルは反発―ユネスコ

【クラクフ(ポーランド)、エルサレム時事】ポーランドのクラクフで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7日、イスラエルが占領するヨルダン川西岸パレスチナ自治区の都市ヘブロンの旧市街を世界遺産に登録した。
 
 ヘブロンはユダヤ、キリスト、イスラムの3宗教の聖地とされる。国民の大多数がユダヤ教徒であるイスラエルは、ユネスコがヘブロンをイスラム教徒の多いパレスチナの聖地として認定したと受け止め、反発を強めている。

 ユネスコは決定に際し、ヘブロンではユダヤ人入植者らとパレスチナ人の衝突が繰り返されてきたことを踏まえ、旧市街が「危機に直面している」と保護の必要性を訴えた。これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「非現実的な決定だ。遺跡は危機に陥っていないし、われわれは宗教の自由を守り続ける」と反論した。

 また、国連への拠出金をさらに100万ドル(約1億1400万円)減らし、ヘブロンや近郊でのユダヤ教遺跡のための博物館建設費用などに充てる考えを表明した。

 一方、パレスチナ自治政府は「パレスチナ外交闘争の成功だ」と歓迎。パレスチナ解放機構(PLO)幹部のハナン・アシュラウィ氏も「イスラエルの占領政策がパレスチナの遺産を脅かしていることに国際社会が気付いた」と評価した。

 最終更新:7/8(土) 8:05 「時事ドットコム」より
ユネスコがイスラエルが現在占領しているヨルダン川西岸のパレスチナ自治区にあるヘブロンの旧市街を世界遺産に登録したって言うけど、エルサレムと同じくユダヤ・キリスト・イスラムの聖地とされているヘブロン、今回の決定にイスラエルは「ユネスコはパレスチナの肩を持った!」と怒り心頭だが、パレスチナにすれば「イスラエルによる横暴を国際社会がやっと理解してくれている証拠だ」と言っており、これがパレスチナ問題に悪影響を与えそうな懸念が出そうです・・・。

長年のパレスチナ紛争により危機的な状況に陥ったヘブロン旧市街、ユネスコにすれば3つの宗教の聖地がこれだけ危機的にある以上我々で何とかしなければいけないと思って登録したかもしれないけど、逆にイスラエルを怒らせかねないし、またイスラエルを支援するアメリカをも怒らせかねないです。
国連への拠出金を減らしてヘブロン及びその近郊でユダヤ教遺跡の為の博物館建設費用に充てると対抗措置を辞さないイスラエル、だったら日本もそれを見習うべきではあるが・・・。

ユネスコは正直パレスチナ問題に首を突っ込んで余計なお節介をやらかしたとしか言えないが、どっちみちイスラエルが現在パレスチナで行っている占領政策がいかに横暴だと言うのを発信することになりそうです。だったら特アの傲慢な被害者ビジネスがいかにみっともないかもセットで発信してほしいけど。
ヘブロンの旧市街よりもベナンにある「還らずの門」を登録したほうがいいんじゃねェかとも思います。世界遺産の暫定リストの登録こそされてもホントに登録されてないのはおかしいと思うが・・・。

theme : 中東問題
genre : 政治・経済

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