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村上頌樹、セ初のMVPと新人王の同時受賞

今シーズンの阪神の優勝及び日本一を象徴する一人だったからねェ・・・!?

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阪神・村上、年俸750万円MVP 平成以降最安、新人王とのW受賞で野茂以来33年ぶり史上3人目の快挙

 セ界初の快挙だ!プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日、東京都内で開催され、阪神・村上頌樹投手(25)が、セ・リーグ最優秀選手(MVP)と最優秀新人(新人王)をダブル受賞した。同時獲得は80年日本ハムの木田勇、90年近鉄の野茂英雄以来3人目で、セ・リーグ史上初。昨季まで2年間未勝利から大ブレークして球団38年ぶりの日本一に貢献した右腕が、最高の栄誉を手にした。

 過去2年は2軍タイトルの表彰で訪れた舞台。慣れた場所でも、見える景色、送られる視線や拍手は全て違った。開幕前まで1軍未勝利だった村上が、MVPと新人王をW受賞。壇上からの光景を、目に焼き付けていた。

 「両方は想像していなかったですね。びっくりしました。ほかにもたくさんいい選手がいる中で、1番になれたことはうれしい」

 森下から「3年目やからええやろ、1年目に譲れ」と請われていた新人王は、総得票数306票中、285票を集める独走ぶり。「自分はザキ(岩崎)さんかなと思っていたので。まさか自分が獲るとは」と話したMVPは、2位の近本に154点差をつけて戴冠した。MVPと新人王のW受賞は90年の野茂英雄以来33年ぶり3人目。「(野茂の印象は)トルネードの人。生で見たことはないです。セ・リーグでは初なので、そこに名を刻めたことはとても良かった」と目を丸くした。

 1軍登板なしに終わった昨季には、2軍の鳴尾浜球場で「現役ドラフト(要員)か…」と漏らしたことも。くすぶっていた状態から成り上がったきっかけが、今春の青柳との自主トレだ。「フォーム的にはあの自主トレの時から変わっていない。メンタル面が一番変わった。(合同自主トレに)行ったおかげで、こういう結果が出た」。1軍への壁をぶち破って10勝(6敗)を挙げ、防御率(1・75)のタイトルも獲得。新人王&MVPという最高の栄誉とともに「NPB AWARDS」に“帰還”した。

 「昨年までは朝の方(ファームの部)の表彰だったので、今回は夜で。悔しい思いをしていたので、1軍で表彰されて良かった」

 日本一に貢献して祝福される日々が続く中でも「きょうが一番実感しているかもしれない。“ああ、こんなに頑張ったんだな”って」と感慨に浸った。一方で「1年だけじゃなくて2、3年と複数年結果を残せないと意味がない」と決意が強まった一日でもあった。

 交流戦、日本シリーズと計3度投げ合い、3年連続でMVPを受賞した同学年の山本とは壇上でガッチリ握手。「もっともっと肩を並べられるような投手になっていかないと。(山本は)複数のタイトルを連続して獲っているので、自分も複数のタイトルをしっかり何年も獲っていけるように頑張りたい」。メジャーに移籍する右腕に負けじと、球界最高投手への道のりを歩み始める。

 [ 2023年11月29日 05:15「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
28日に行われた「NPB AWARD 2023」にて、阪神の村上頌樹がセ・リーグ新人王になっただけでなく、MVP(最優秀選手)に輝きましたが、これまで新人王とMVPを同時に受賞した者は2人いたけど、いずれもパ・リーグ出身(1980年に日本ハムの木田勇、1990年に近鉄の野茂英雄)でセ・リーグでは初めてとなる受賞、昨年までの2年間で0勝だった村上が今シーズン大ブレイクして18年ぶりのリーグ優勝及び38年ぶりの日本一に貢献しただけでなく、新人王とMVPを獲得したんだから、今年最もブレイクした選手の一人と言っても過言ではありません。

「両方は想像していなかったですね。びっくりしました。ほかにもたくさんいい選手がいる中で、1番になれたことはうれしい」とまさか自分がMVPを取れるなんてと感激と驚きを同時に見せたけど、開幕当初は一軍入り当落線上だったものの、4月12日の巨人戦で7回をパーフェクトに抑えたことが自信となってそこから大車輪の活躍、なおかつ日本シリーズ第1戦であの山本由伸と投げ合って勝利したこともブレイクの証拠だと思うね。
「きょうが一番実感しているかもしれない。“ああ、こんなに頑張ったんだな”って」と今シーズンを振り返ったけど「1年だけじゃなくて2、3年と複数年結果を残せないと意味がない」と真価が問われるのは来シーズン以降と気を引き締めてますが、一過性で終わってはいけないってことです。これまで一過性で終わった選手がたくさんいたことを考えればなお更だと思う。

交流戦や日本シリーズで投げ合った山本と壇上で握手を交わしたけど、山本のようなピッチャーを目指すって固い意思表明に取れます。

セ・リーグ初の新人王及びMVP同時受賞おめでとうございます。村上頌樹。

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同時優勝パレード

阪神・オリックス両球団にとってこういう日が来るとは夢だったと思います。

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阪神Vパレード、神戸に26万人来た!! オリックスは大阪で20万人

 阪神とオリックスの「優勝記念パレード」が、23日に行われた。

 兵庫会場のコースは東遊園地前からフラワーロードを通ってメリケンパークまでの約2キロ。セ・リーグを制して38年ぶり日本一に上り詰めた阪神が、午前11時過ぎからパレードを行うと、沿道の虎党から大歓声が上がった。

 大阪会場のコースは御堂筋の北浜3交差点から新橋北交差点までの約1・7キロ。パ・リーグ3連覇を達成したオリックスが午前11時過ぎからパレード。ポスティングシステムでメジャー移籍を目指す山本由伸は、米国滞在中のためパレード不参加となった。

 主催者は午前のパレードの人出について、神戸は26万人、大阪は20万人と発表した。

 午後2時からは阪神が大阪会場、オリックスが兵庫会場に場所を移してパレードを行う。

 [ 2023年11月23日 13:35「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
阪神とオリックスが同じ日に優勝パレードを行うという両球団のファンが夢見た瞬間、午前と午後の2部制で行ったわけだが、これには大阪と神戸で行うことから2都市で開催ってことだけど、午前は阪神が神戸で、オリックスが大阪で開催し、午後はその逆だというから両球団のファンに配慮した編成と思うね。

それも祝日にやったんだから、この日の大阪と兵庫は晴れ、まさに両球団を祝福するかのようないい天気でファンも選手も嬉しいの一言に付きます。

大阪会場は御堂筋、神戸会場は三宮が舞台となったが、令和の「御堂筋パレード」となった阪神とオリックスの同日優勝パレード、このパレードを生で見たファンにとって貴重な体験となったでしょう。
お互い好勝負を演じた今年の日本シリーズ、いや阪神なんば線シリーズ、激闘からしばらく経って今度はお互い御堂筋と三宮でパレード「感動をありがとう」と両チームに送りたいです。

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大谷翔平、2年ぶりのMVP!!

日本球界にとっても大きな勲章です。

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大谷翔平 史上初!2度目の満票MVP 日本選手2度目受賞も初!「特別なことだと思います」

 エンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手(29)が16日(日本時間17日)、21年以来2年ぶり2度目となるア・リーグMVPに、満票で輝いた。日本選手の2度目の受賞は初めてで、前回に続く2度目の満票受賞は大リーグ史上初めての快挙となった。

 大谷は受賞の瞬間は犬と戯れる映像がアップに。「去年も、もちろん取りたかったですけど、ジャッジ選手も素晴らしかったし、今年もシーガー選手もセミエン選手もワールドシリーズに優勝したように、素晴らしい年だったなと思うので、それに負けないくらいのシーズンにしたいなとは思っていたましたけど、個人的にこうやって取れて特別なことだと思います」と率直な感想を口にした。

 右ひじ手術の経過については「ケガは順調に、1回目(の手術)よりも感じ的にはすごいスムーズに来ている感覚はある」としたうえで「スムーズに来シーズンに入って行けるんじゃないかなとは思うので、焦らずにやりたいなと思う反面、しっかり来シーズンまでに間に合わせてプレーしたいなという気持ちでいます」と決意を語った。

 今季はシーズン終盤に右脇腹痛と右肘手術で離脱したが、打者として44本塁打で日本選手初の本塁打王に輝き、自身初の打率3割台となる・304、95打点。大リーグで最も重視される、出塁率と長打率を足した指標OPSは1・066で両リーグ断トツだった。投手でも10勝5敗、防御率3・14で、史上初の2年連続「2桁本塁打&2桁勝利」と比類なき数字を残した。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも投打二刀流の活躍で日本を3度目の優勝に導きMVPに輝いており、WBCとレギュラーシーズンの同一年のダブルMVP受賞も史上初めてとなった。

 受賞者を決める全米野球記者協会(BBWAA)の会員30人による投票は、プレーオフ前に実施された。最終候補入りしたシーガー、セミエン(ともにレンジャーズ)はチームののワールドシリーズ初制覇に貢献した印象が強く残るが、MVPの評価対象となるのはレギュラーシーズンの成績のみ。

 シーガーは打率・327で惜しくも首位打者を逃し、33本塁打、96打点。度重なる故障で出場試合数119は大谷の135を下回った。セミエンは全162試合に出場したものの打率・276、29本塁打、100打点とタイトル獲得とはならず、インパクトで大谷を上回れなかった。

 [ 2023年11月17日 08:26「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
現在ロサンゼルス・エンゼルスからFAとなっている大谷翔平、今シーズンは右脇腹痛と右肘の手術の為に終盤での離脱を余儀なくされたものの、打者として44本塁打で日本人で初めてMLBホームラン王に輝いただけでなく、ピッチャーとしても10勝を挙げるなど「二刀流」の活躍を見せたことで、これが決め手となったのか2年ぶりのアメリカン・リーグMVPを獲得したみたいです。

「去年も、もちろん取りたかったですけど、ジャッジ選手も素晴らしかったし、今年もシーガー選手もセミエン選手もワールドシリーズに優勝したように、素晴らしい年だったなと思うので、それに負けないくらいのシーズンにしたいなとは思っていたましたけど、個人的にこうやって取れて特別なことだと思います」と受賞の瞬間自宅にてこうコメントした大谷、2年ぶりとなるMVP受賞にも真摯なコメントで返す。神対応です。こういう姿勢もMVPに値したのでは?

満票でのMVP獲得、BBWAA(全米野球記者協会)の会員による投票で全員1位に大谷を選んだけど、レギュラーシーズンでの成績が反映されるMVP評価対象、今シーズンの大谷は文句なしの選出なのは当然でしょうね。

また一つ伝説を築いた大谷、来シーズンに期待したいけど、どのチームでプレーするのか、そこにも注目が集まりそうです。

何はともあれ2年ぶりのMVPおめでとうございます。

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38年ぶり2度目の日本一!!

全国の阪神ファンにとってこの瞬間を待ってました!!
38年ぶりの偉業、実に長かった・・・!!

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阪神、38年ぶりの日本一!“関西対決”オリックスを破る 岡田監督は球団初「選手と監督の両方で制覇」

「SMBC日本シリーズ2023」は5日の第7戦で阪神がオリックスを破り、1985年以来、38年ぶり2度目の日本一に輝いた。3勝3敗で迎えた大一番で投打がかみあって大勝。岡田彰布監督(65)は球団では初めて選手と監督の両方で日本シリーズを制覇し、胴上げで5度宙に舞った。最高殊勲選手賞(MVP)には53年川上哲治(巨人)らを超える歴代単独3位の14安打で貢献した近本光司外野手(28)が選ばれた。

 歴史を動かしたのは幼少期から阪神を愛し、タテジマに人生をささげてきた岡田監督だ。復帰1年目で38年ぶり2度目の日本一。5度、宙に舞った。

 「前回の日本シリーズは27歳だったんですけどね。長かったですね。選手で日本一、監督で日本一を達成できて幸せです」

 3勝3敗、合計スコア「23―23」のがっぷり四つで、59年ぶり「関西シリーズ」の第7戦を迎えた。「集大成」の一戦は、ほぼ固定してきた選手が第2戦で抑えられた宮城に襲いかかった。4回にノイジーの3ランで先手を取り、5回は3連続適時打で突き放した。青柳を5回2死で代え、伊藤将を3イニング挟み、最後は岩崎で締めた。現役最後に在籍し、指導者としての第一歩を記し、12年途中で監督を解任された浅からぬ縁があるオリックスとの激戦を制した。

 「オリックスは強かった。本当に」

 シリーズ前に「普通になんかやる必要ない」と号令をかけた。05年はロッテに4連敗。計り知れない重圧が押し寄せることを熟知していた。実際、他でもない自身が普通でなかった。第1戦の初回1死一塁で森下の見逃し三振と中野の二盗失敗が重なって併殺。ベンチで「ツーアウトやろ」と数度、怒鳴った。状況を把握できていなかった。珍しい勘違いにベンチ内に驚きと緊張感が走った。選手やコーチは「日本シリーズはそれほどたかぶる舞台。逆に引き締まった」と口をそろえた。

 第4戦は普通ではない采配も繰り出した。同点の8回の窮地で湯浅を4カ月ぶりに起用して流れを変えた。サヨナラ勝ち後、こんな勝負哲学を残した。

 「外れた時の大きさを考えたら、三塁やからスクイズって簡単に出されへんて。短期決戦は余計に。それで一気に流れもいってしまうわけやから。それほど、サインの一つは怖いことやから」

 湯浅投入の直前、1死二、三塁で代打の代打・安達を巡る敵将との駆け引きを振り返ったものだ。長年の経験からスクイズはないと読み切った。冷静な観察眼とギャンブル起用という対極の要素で思考。クラブハウスの監督室のイスから動けず、関係者に「(自宅でなく)ホテルに泊まろうか」と漏らしたほど疲弊した。

) 常に勝利を追求する厳格さを示し、選手からは近寄りがたい存在だった。活躍した選手を監督室でねぎらう過去にない姿を見せた一方、昔も今も基本的に個々に直接、考えを伝えることはない。代わりにメディアを使った。毎日配信される「岡田語録」で核心を突き、「チームがやるべきこと」を詰め込んだ。時に容赦ない言葉も並ぶ「新聞辞令」が令和の時代に通じるだろうか…という球団内の不安を豊富な野球知識とカリスマ性で打ち消した。ほぼ全選手が「岡田語録」を熟読。夏場に強制的に早出特打を課せられた佐藤輝は今では自主的に取り組むようになった。

 求めたのはプロフェッショナルな振る舞い。ファンを楽しませるためにも夏場は控える球団が多い試合前のシートノックを1年間続けた。お立ち台での「最高です」を禁じ、自分の言葉で思いを届けるようにさせた。リーグ優勝でも日本一でも胴上げでバックスクリーン方向に「カメラ目線」をする人間はいなかった。文字通り全員に同じ方向を向かせ、「アレのアレ」へと導いた。

 [ 2023年11月6日 05:15「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
第7戦までもつれた今年の日本シリーズ、いやなんば線シリーズ、令和になって初めて7戦までもつれたなんば線シリーズは最後まで予想が難しい状況だったけど、泣いても笑ってもこの試合で決まる第7戦は阪神が投打において上手く噛み合って7-1で勝利し、38年ぶり2度目の日本一に輝いたわけですが、最後までわからないこのシリーズを制したことは大きいし、阪神ファンの中でも38年前の日本一を知る世代にとっては久々の歓喜、それを知らない世代にとって初めての歓喜の瞬間を見たのではないでしょうか。

第7戦まで両チームの合計スコアは「23-23」と互角なものだっただけに「どっちが勝ってもおかしくない」ものだったのをモノにしたんだから、それも第2戦で抑え込まれたオリックスの宮城大弥から4回にシェルドン・ノイジーが3ランホームランを放って先制したことが勝利につながったと思います。ノイジーのホームランは序章に過ぎず、5回には3者連続タイムリーで3点を追加して6-0、ここまで来れば俄然有利なところで9回には森下翔太がダメ押しとなる7点目を叩き出すタイムリー、この試合でタイムリーを放ちこのシリーズで6打点を記録したもののこのタイムリーで7打点目、日本シリーズにおける新人選手の最多打点記録を更新したわけで、第6戦で山本由伸の前に3三振と歯が立たなかったのを見事にお返ししたとも思います。

最後はオリックスに1点を取られるも(頓宮裕真のソロホームラン)、最後は杉本裕太郎をレフトフライに打ち取って歓喜を迎えたけど、岡田彰布監督が5回宙に舞い、やっとこの瞬間を待っていた!! って非常に喜ばしいものです。
「前回の日本シリーズは27歳だったんですけどね。長かったですね。選手で日本一、監督で日本一を達成できて幸せです」と監督インタビューでこうコメントした岡田監督、38年は岡田監督にとっても長かったってことでしょう。また阪神においては選手として監督として初めて日本一に輝いたという❝おまけ❞付き、素晴らしいです。

今年の日本シリーズは実に素晴らしい内容で、制した阪神もそうですが相手のオリックスもまたいいチームでした。オリックスにもエールを送りたい次第です。おそらく今年の日本シリーズは後年野球ファンの間で語り草になってもおかしくないものではないでしょうか。

38年ぶりに日本一に輝いた阪神、ホントにおめでとうございます。

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初の円陣指示でビッグイニング!! で王手!!

中盤まで湿っていたこの日の打線が、終盤に覚醒したみたいです。
ちょっとした一言がチームに勢いをもたらすってのを裏付けるものではないでしょうか。

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【阪神】岡田監督が今季初の円陣指示「7回までふがいなかったんで」ナインの闘志に火をつけた

<日本シリーズ:阪神6-2オリックス>◇第5戦◇2日◇甲子園

阪神岡田彰布監督(65)が勝負どころで今季初めて円陣を指示し、ナインの闘志に火をつけた。7回表にまさかのダブルエラーで2点差とされた直後、7回裏の攻撃前に円陣を指示。意気消沈気味だったチームを平田ヘッドコーチの言葉で奮い立たせ、8回の一挙6得点を呼び込んだ。「1年の集大成」と納得した「つなぎの野球」で劇的勝利。3日を休養日として万全の態勢を整え、4日敵地京セラドーム大阪での第6戦で球団2度目の日本一をつかみにかかる。

  ◇  ◇  ◇

7回裏が始まる直前、岡田監督が沈むナインの闘志に火をつけた。「2点目、ああいう感じで入ったからなあ。平田に言うたんよ。『円陣かけえ、気合を入れろ』って」。7回表に中野、森下のダブルエラーでオリックスに2点目を許した。打線も田嶋に無得点に抑え込まれ劣勢ムード。「(円陣は)2回目や今年」。巧みにきっかけを用意し、流れを変えた。

相手に困っていると思わせたくない指揮官は円陣を好まない。今季1度目は6月4日の交流戦ロッテ戦で5回、今岡打撃コーチが集めたもの。岡田監督自身が指示するのは今季初だった。「7回までちょっとふがいなかったんで」。今季最後となる可能性が高い甲子園で、このまま王手をかけられるわけにはいかなかった。

「もう代わると思っとったよ」。無得点に抑えられた先発左腕田嶋が交代した8回、相手リリーフ陣に襲いかかった。「糸原のあれが大きかったな」。無死二塁から代打で左前に落とし、一、三塁にチャンスを広げた切り札をほめた。森下の逆転2点三塁打で生還した近本らをベンチで出迎えた際には感無量の表情にも映った。

「最後の最後にね、この1年の集大成というか、1年間やってきた後ろにつなぐ(野球)というかね。みんなで点を取れたんでね」。14戦連続ノーアーチでシリーズワースト記録を更新しても構わない。つなぐ野球で6得点のビッグイニングをつくれるナインの成長がうれしかった。

3日はNPBが敵地京セラドームでの公式練習を予定していたが、休養を選んだ。先発投手だけが甲子園で調整し、野手やブルペン陣の休養を優先した。「こんな緊張感ある中でずっと休んでなかったからな。ちょっと万全の態勢にしたいしな、あさって。そらみんな気が張り詰めてここまで5試合来たわけやから」。

激闘につぐ激闘で疲れ果てているナインは日本一を決めるため、いったん英気を養う。指揮官はお立ち台で「新たな気持ちで、京セラドームで、1年の集大成をゲームにぶつけたい」と虎党に誓った。選手として味わった日本一まで、あと1歩だ。

[2023年11月3日5時0分「nikkansports.com」]より
2勝2敗とタイに持ち込んだ今年の日本シリーズ、いやなんば線シリーズ、迎えた第5戦、阪神・大竹耕太郎、オリックス・田嶋大樹とこれまた好投手同士の対決となったが、大竹は5回1失点で好投したものの田嶋は7回無失点、即ち阪神打線は田嶋を打ちあぐねて更に6回表にエラーが絡んでオリックスに追加点を許し、重苦しい雰囲気となったけど、7回裏直前に岡田彰布監督「2点目、ああいう感じで入ったからなあ。平田に言うたんよ。『円陣かけえ、気合を入れろ』って」とシーズン中滅多にやらなかった円陣を組んだけど、この日湿りがちな打線にカツを入れる為というシンプルなことが奇跡につながることになるのです。

迎えた8回は湯浅京己がパーフェクトリリーフを果たし、その裏この回先頭の8番・木浪聖也が内野安打及び相手の悪送球もあり2塁に進むと、続く湯浅のところで代打・糸原健斗を送り込んでレフト前にポテンヒットで1、3塁のチャンスを作ると、1番・近本光司に打席が回ったわけで、このシリーズ2戦目を除いて活躍しているだけに期待してたけど、その近本がライト前にタイムリーで1点を返し、続く2番・中野拓夢が送りバントを決めて1アウト2、3類と一打逆転のチャンスを作り、この回入ったオリックスの中継ぎエース・山崎颯一郎を引きずり降ろし、オリックスはここでシリーズ3連投中の宇田川優希にスイッチ、迎えるバッターは3番・森下翔太、直前に2失点目につながるエラーをしたことでその汚名返上を期待したわけで、カウント2-2から宇田川の低めのストレートを振り抜いて左中間を抜くタイムリーとなって逆転!! 打った森下も3塁に進んで再びチャンスメイクと先程のエラーの汚名を見事返上するものとなりました!! ちなみにこのタイムリーで新人選手として3試合連続タイムリーとなったけど、これは1981年に巨人の原辰徳が記録して以来のことですから、偉業と言っていいです。
森下のタイムリーでナインもファンもヤンヤの大喝采となったけど、これで終わらなかったこの日の阪神、続く4番・大山悠輔がセンター前にタイムリーを放ち追加点、ここで宇田川をマウンドから引きずり降ろしたけど、田嶋に抑えられた分一気に反撃したと思います。続く5番・シェルドン・ノイジーがフォアボールで再びチャンスメイク、6番・佐藤輝明はキャッチャーファールフライに倒れるも(この瞬間は「またか!!」って思ったが)、7番・坂本誠志郎がフルカウントからライトオーバーのタイムリー3ベースを放ち6-2と一気に試合を決定づける値千金過ぎる一打を放ったけど、日本シリーズにおける1試合3塁打2回は2016年の第6戦に日本ハムが記録して以来のことだが、1イニング2回となると史上初と言いますから、また偉業を成し遂げたと思います。勢いがつくと止まらない。手堅く1点を取りに行く、つなぎの野球を常に実践してきた今年の阪神、小技を駆使するという細かいプレーがこういうビッグイニングを呼び込むのではないでしょうか。

試合はそのまま6-2で勝利し、日本一に王手をかけたけど、京セラドームに舞台を移しての6戦目(4日)が勝負と言っていいです。激闘を終えたことで3日は休養日に充てているけど、これが吉と出るのか。ここまで来たら38年ぶりの日本一に向けて直進行軍あるのみ!!

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いざ決戦、オリックスとの日本シリーズ

待ちに待った日本シリーズを迎えました!!
オリックスとは初顔合わせとなる阪神、どう挑みますか。

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阪神・岡田監督「普通になんかやる必要ない」 村上には“偵察指令”日本シリーズへ勝負師モード

「SMBC日本シリーズ2023」は28日、京セラドーム大阪で開幕する。セ・リーグ覇者の阪神・岡田彰布監督(65)は27日、パ・リーグ3連覇のオリックス・中嶋聡監督(54)と顔合わせをした監督会議後から勝負師モードに突入。情報不足の相手のため、口癖のように唱えてきた「普通に」のフレーズを全否定し、「普通になんかやる必要ない」と大号令。同時に、第1戦の先発を託した村上頌樹投手(25)に打線の弱点を探るように偵察指令を出した。

 岡田監督は現実主義者だ。理詰めで物事を考える。日本シリーズの相手のオリックスとは、1勝2敗と負け越した6月の交流戦で3試合しただけ。とにかく情報が少ない。「スコアラーの報告は来るけど、本当に報告やから」。だからこそ、レギュラーシーズン終盤とクライマックスシリーズで口癖と化していた「普通に」の言葉を禁句とした。

 「セ・リーグ同士なら、あれだけ勝ってきたわけやから。(CSでは)アドバンテージもあるし、そら普通にやったら有利というのは分かるやん。でも、(日本)シリーズは分かれへん。だから、普通になんかやる必要ないわな。シーズンと全然違うわけやから」

 近本、中野が出塁して大山、佐藤輝が還すパターンも、下位打線で好機を演出する形も、うまくいくかどうか分からない。「(キーマンは)そんなん、こっちが教えてほしいわ」。ましてや、第1戦は3年連続で「投手4冠」を誇る日本球界最高投手の山本。簡単に点を取れないのは百も承知だ。日本シリーズを制するためには、早い段階で攻撃でも守備でも攻略の糸口がほしいのが本音。練習前のミーティングで異例の指令を出したことを明かした。

 「探っていこうって言うただけよ。どこに投げたら打たれへんっていうのが分からへんわけやから。探りを入れるにはいいピッチャーやでって、村上には言うたけどな。コントロールがいいからな」

 第1戦を託した自軍の村上に勝利を期待するとともに、2戦目以降に役立つ、“生きた情報を引き出してこい”とばかりに偵察指令を下した。

 ついに本番モード。練習後も終始ピリピリした雰囲気だった。しかし、その2時間半前の監督会議は穏やかだった。質問も舌戦もなくわずか10分で終了。その後も現役時代はチームメートだった中嶋監督との写真撮影でも談笑する場面があった。その敵将との顔合わせを終えてから勝負師の顔へ切り替わった。

 自らが率いた05年の日本シリーズはロッテに4連敗を喫した。「前回のことは忘れている。いい結果じゃなかったので」。あれから18年。日本一になる難しさを誰よりもわかっているからこそ、決して浮ついた言葉を口にしなかった。1点でも相手を上回るために死力を尽くす覚悟だ。

 [ 2023年10月28日 05:15「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
オリックスの中嶋聡監督と顔合わせしての会議に臨んだ岡田彰布監督、その会議後に「普通になんかやる必要ない」とすぐさま本気モードとなったけど、レギュラーシーズン終盤やクライマックスシリーズといった状況では「普通」は通用しないって岡田監督は思ったんでしょう。
即ち普段通りの野球が出来るとは限らないという指摘に他ならないけどね。現実主義者な岡田監督らしいコメントです。

第1戦の先発に村上頌樹を指名したが、勝利を期待すると同時にオリックス打線攻略のきっかけを作れという偵察命令、今シーズン飛躍して最優秀防御率のタイトルを取った村上だからこそ期待している表れです。だがオリックスは第1戦に山本由伸をぶつけてくるわけで、攻略の糸口が分からないけど、だからこそ早めな攻略の糸口を見つけねばいけません。情報が少ないってスコアラー、きちんと相手をチェックしてきたんでしょうか?

59年ぶりの関西対決となる今年の日本シリーズ、お互い強力な投手陣を誇るだけに好勝負を期待したいところです。本気モードで38年ぶりの日本一を勝ち取ろう!!

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9年ぶり7回目の日本シリーズ出場

日本シリーズ出場をかけたクライマックスシリーズファイナルステージに挑んだ阪神、相手は広島でしたが蓋を開ければ・・・!?

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阪神・岡田監督 新井監督との師弟対決「受けて立つ」宣言通りの横綱野球で9年ぶり日本S進出決めた

「2023 JERA クライマックスシリーズ(CS)セ」のファイナルステージ(S)は20日の第3戦でリーグ優勝の阪神が2位の広島に競り勝ち、アドバンテージを含む4勝で9年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。岡田彰布監督(65)は04~08年の1次政権で1勝8敗だった短期決戦を難なく3連勝で突破し、現役だった1985年以来、2リーグ制以降では2度目の日本一を見据えた。

 強かった。2連勝で勝ち上がってきた広島に3試合全てで先制されても、追いつき、逆転した。第2戦からの2試合は安打数で下回っても競り勝ち、特に決着の第3戦は申告敬遠を含む7四球が効いた。両リーグ最多の494四球を叩き出したレギュラーシーズン同様の戦いで、岡田監督も勝因に挙げた。

 「今年一年の得点したスタイルが最後、一番大事なところで出ましたね」

 6回2死一塁ではノイジーがフルカウントから2球ファウルで粘って四球をもぎ取り、続く坂本の決勝打を呼んだ。7回1死満塁では森下の押し出し四球で追加点。終盤の大事な場面で四球が絡み、10安打2得点の広島を7安打4得点で押し切った。

 「広島はどんどん(ストライクが)来てたからね。でも、接戦になったら最初から簡単にストライクは来られんということやんか」

 ファイナルS前の「受けて立つ」という宣言通り相手の勢いにも伏兵を起用した揺さぶりにも動じず、「普段通り」の野球で返り討ちにした。

 10月20日は忘れられない一日だ。15年前の08年、CS第1Sの第3戦で敗れて1次政権の最後の日になった。巨人に最大13ゲーム差をひっくり返された責任を取り、同年限りでの退任を表明して臨んでいた。敗戦後の涙は父・勇郎さんに連れられて幼少期から応援し、選手として日本一になり、04年から指揮を執った愛すべきタイガースとの別れに、感情を抑えきれなくなったからだ。

 1次政権の5年間は393勝307敗18分、勝率・561を誇りながら、リーグ制覇で進出した05年の日本シリーズと07年からのCSを合わせた短期決戦では1勝8敗と分が悪かった。オリックス監督を経て再び袖を通したタテジマで18年ぶりに頂点に立った。

 以前は負ければホテルから球場までのバスのルートを変更し、鬼門バンテリンドーム名古屋では「変える道がなくなった」のは有名な話。今年一年はどの場所でも同じ道で球場入りした。セ全球団に勝ち越す圧勝で験担ぎをする必要がなかった。圧倒的な強さでファイナルSも3連勝で一気に駆け抜けた。

 「紙一重やと思うよ。守り勝ちやな、はっきり言うて」

 ポストシーズンの負の歴史をひとまず塗り替えた。地鳴りのような「岡田」コールを背に向かうのは、日本一、ただ一つ。

 [ 2023年10月21日 05:15「スポーツニッポン」ウェブサイト「スポニチ Sponichi Annexニュース」より
第1戦が4-1、第2戦は2-1でいきなり王手をかけたわけですが(1勝のアドバンテージがある為)、迎えた第3戦は4-2で勝利してストレート勝ちで9年ぶり7回目の日本シリーズ出場を決めたわけですが、ストレート勝ちと言うけどこの3戦はいずれも僅差での試合だった為最後まで見ててハラハラするものでした。

この3戦全部広島に先制を許すも、追いついて逆転という揺るがないメンタルを発揮して勝利を掴んだわけですが、今季はやはり四球を選んでそれを得点につなげるという意識がこのファイナルステージでも充分発揮したと言えますし、3戦目でも6回裏に2アウトながら1塁の場面で6番シェルドン・ノイジーが粘って四球を選び、続く7番・坂本誠志郎がライト前につまりながらヒットを放ちタイムリーとなって勝ち越し、7回裏には満塁のチャンスで森下翔太が押し出し四球で追加点をもぎ取ったっていうから(続く大山悠輔と佐藤輝明に一打が出ればもっと良かったが)、いわば普段通りに自分たちの野球をファイナルステージでもやったってことです。
「紙一重やと思うよ。守り勝ちやな、はっきり言うて」岡田彰布監督は言うけれど、ファイナルステージ突破で日本シリーズ進出もこの3戦はいずれも競り合いだったからでしょうね。

第1期政権では短期決戦に弱いと言われた岡田監督、それを払拭する形となったけど、やはり日本シリーズを制して日本一にならねば意味はありません。今回のファイナルステージを振り返れば、投手陣は文句のない内容だったけど打撃陣、若干湿りがちなところが気がかりです。

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大谷翔平、初のホームラン王!!

今朝飛び込んできたおめでたいこのニュース、やっぱりスゴいの一言しかありません。

引用

大谷翔平、日本人選手初の本塁打王に「光栄。チームメート、コーチングスタッフ、ファンに感謝」

<エンゼルス7-3アスレチックス>◇1日(日本時間2日)◇エンゼルスタジアム

エンゼルス大谷翔平投手(29)が、日本人選手として初の本塁打王に輝いた。

ア・リーグはレギュラーシーズンの全日程が終了し、大谷が44本塁打で初タイトルを獲得した。日本選手の打撃タイトルとしては、マリナーズのイチローが04年に打率3割7分2厘で2度目の首位打者に輝いて以来、19年ぶりとなる。

大谷は球団を通じ、「MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり、光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメート、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」とコメントした。

今季は打者として135試合に出場。開幕3戦目の4月2日のアスレチックス戦に今季1号を放つと、翌3日のマリナーズ戦で2試合連続の2号を放ち、スタートからパワー全開となった。6月には月間本塁打数としては自己最多となる15本を記録し、7月も9本と好調を維持した。8月3日のマリナーズ戦では今季40号を放ち、2年ぶり2度目の40本塁打を達成。8月23日に本拠地で行われたレッズとのダブルヘッダー第2試合で、44号を放った。

だが、この日に右肘の靱帯(じんたい)を損傷していることが判明。44号はそれを知った上で、最後の渾身(こんしん)の一振りとなった。9月4日の打撃練習中には右脇腹を痛め、同16日に負傷者リスト入り。だが、この時点で2位のロベルト(ホワイトソックス)に9本差をつけており、離脱後も本塁打王争いで独走状態が続いていた。

[2023年10月2日7時40分「nikkansports.com」]より
レギュラーシーズンが終わった今年のアメリカン・リーグ、ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が44本塁打で今シーズンのホームラン王に輝いたというけど、2004年に当時シアトル・マリナーズのイチローが首位打者を達成して以来のMLBにおける打撃タイトルを取った日本人選手となったわけで、改めてスゴい。

WBC制覇に貢献し、迎えた今シーズンも投手と打者の二刀流をこなして当然ホームランを量産、2年ぶり2度目の40本題に到達した時には「50本行くんじゃね?」って思ったけど、8月23日のシンシナティ・レッズ戦で44本目を打ったもののこの日に右肘靭帯の損傷が発覚、さらに打撃練習中に脇腹痛を訴えて故障者リスト入りした際には「ライバルに抜かれるんじゃないのか」と不安が出たわけだが、ライバルの追い上げも一時的なもので結果ホームラン王争いって点では❝逃げ切った❞感がしますね。

「MLBでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり、光栄なことです。この目標を達成するのに協力してくれたチームメート、コーチングスタッフ、ファンに感謝します」と球団を通じてこうコメントした大谷、こういう謙虚な気持ちがファンに愛されるのではないでしょうか?

打率3割に40本塁打、20盗塁を達成だけでもスゴいのにピッチャーとして10勝、ここまで❝完璧❞を通り越した選手は大谷しかいないってことです。

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